朝はフットサル形式の練習で、その練習は憂鬱だった

 冬も朝5時に起き、自転車で雪の中朝練に通った。息は白く、ドライヤーで乾かしきってない髪の毛は凍り付き、手はかじかみ、鼻毛までが凍結した。それでもサッカーの事を考える事で一層懸命になれた。朝はフットサル形式の練習で、その練習は憂鬱だった。宇津さん(と同級生ながら呼んでいた。それだけ存在感のある人だった。)のチームと貴文のチームとキャプテンと副キャプテンの先輩のチームの4チームに分かれて練習するのだが、ジャンケンのチーム分けでなかなかボクは指名されないのだ。自分ではレギュラーにもなれたしフットサルもそこそこ上手だと思っていたのだが、ボクのチーム内での位置付けというのはまだまだ低かったのだ。いつも貴文が最後の一人として指名してくれていたので、練習には参加することはできていたのは幸いだったが。
 5人組で行うフットサルではドリブルの力は絶大だ。貴文はまるでボールが足に吸い付いているかの様なドリブルができるので、2~3人を容易く抜き去りマークが薄いボクにラストパスを出す。走り高跳びに使うマットレスのゴールにシュートが突き刺さる時、ボクは安堵する。外してばかりいたらどのチームからも指名してもらえなくなるからだ。だからノーマークでシュートを外した時なんかは例え練習でもチームメートの皆に謝ってまわる。そんな姑息で小心な一面がボクにはあった。貴文はおおらかな性格なので失敗しても文句は言ってこないのだが。
 全道大会常連の野球部にグラウンドを占領されていて、夏場は少し離れた所にある河川敷で練習していたボク達も、冬場は少し余ったスペースで試合形式の練習をする事も出来た。雪の上ではサッカーボールはアイスホッケーのパックの様に見事に滑るので、トラップの良い練習になる。そして遊び心旺盛なサッカー少年達は、すぐにスライディング合戦になる。すっ転ばされて見上げた太陽は薄い雲がかかって、空は大気圏遥か彼方になりにけりという情景だった。ボクはああこれが青春だなぁとその時感じた。そして冬休みが近づいてきて、休みの間何をしようかな?と考えていたところ、掲示板に貼られていた年賀期間臨時郵便配達のアルバイト募集の張り紙を見つけた。これは良い社会勉強の一環だと思い応募する事にした。午前は学校で練習をし午後から夕方まで自転車で手紙の配達をした,http://www.aikoraweb.com/blog/aikorahonkan/2010/02/-no13.html#comments。20日間続けて5万円になった。高校生のボクには大金だ。さてこの5万円をどうしたものか・・・。ルイヴィトン 財布
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